いしいひさいち著『たまののののちゃん』
《 収録作品 》
「岡山沈没」1作品 3頁
「たまののののちゃん」128作品 130頁
「ひなことてつ」13作品 8頁
「伝・大森孫左衛門」10作品 7頁
《 ご紹介 》
表題にもなっている「たまのののののちゃん」には岡山県玉野市の広報誌に連載されていた4コマに、タイトルとカットが添えられました。朝日新聞の「ののちゃん」はどっちかというと「よそ行き」。一方「たまのののののちゃん」では遠慮なく岡山弁が使われ、朝日「ののちゃん」のパラレルワールドが展開されます。
「岡山沈没」は小松左京著『日本沈没』のアンソロジー「日本ふるさと沈没」からの再録です。近隣県と岡山県の関係性(あくまで著者の印象です)が県知事の奮闘の中であらわになります。
「ひなことてつ」はののちゃんと同じ小学3年生のてつの純愛が描かれています。思い込みが激しく、ひなこの困惑にも無頓着なてつですが、いざとなったら6年生にも立ち向かいます。そんなてつに、ののちゃんや同級生たちはひとこと言わずにいられません。
「伝・大森孫左衛門」は、高校生ながら聴衆の心を震わせるファドを歌うROCAこと吉川(きっかわ)ロカの姉御・柴島(くにじま)美乃の祖父母の物語です。激動の昭和をたくましく生きた孫左衛門とその妻・清乃に、連絡船の沈没事故で両親を亡くした美乃と弟の宗勝は育てられました。
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