『まぁ映画な、岡山じゃ県3 & 下津井平次捕物帖』
いしいひさいち&世良利和
《 基本データ 》
2016年10月から2018年9月までの月1回、地元の山陽新聞に連載された「まぁ映画な、岡山じゃ県 リターンズ」を、待望の単行本化に向けて大幅に加筆&再編集しました。
「映画」をきっかけに見過ごされがちな岡山に着目し、同時に「岡山」をキーワードに映画の隠れた魅力が掘り起こされる新しいタイプの郷土本第3弾です。
いしいひさいち氏の作品としては山陽新聞に連載された4コマ漫画に加え、24本の1コマ漫画を描き下ろしていただきました。さらに「B型平次」ならぬ「下津井平次」という強力な助っ人も登場! 12ページにわたる作品ももちろん 描き下ろしです。
《 目次 》
(章タイトル / 映画タイトル)
前口上 いしいひさいち
1話 鞍馬天狗、岡山に現る? / 鞍馬天狗
2話 寅さんの甥っ子、津山で袋叩きにされる / 男はつらいよ 寅次郎紅の花
3話 岡山県人が大東京で演じるすれ違いのメロドラマ / 心の日月
4話 あの長門勇がなぜか女にモテて困る / いも侍・蟹右衛門、いも侍・抜打ち御免
5話 金魚を喰った池部良の末路 / 早春
6話 西大寺五福通りに魔女が舞い降りた / 魔女の宅急便(実写版)
7話 親友も経年変化で別な人 / でーれーガールズ
8話 宇野港で泣かされた藤純子 / 女渡世人 おたの申します
9話 高杉くん、Youは何しに上海へ? / 狼火は上海に揚る(春江遺恨)
10話 文芸映画の名匠が手がけた足フェチ映画 / 麦笛
11話 長谷川一夫の主役には無理が多過ぎる / 花の講道館
12話 勝手に松之助の伝記映画を構想してみた / 松ちゃんの泥芝居一代記
13話 君の肝臓を食べたい? / カンゾー先生
14話 藤純子、岡山の女を演じる / 明治俠客伝 三代目襲名
15話 戦時下の暗雲を吹き飛ばす海女たちの悩殺ボディ
16話 タイトルは「ひるね姫」なのに、夜も寝るんですか
17話 大地康雄が一人で背負った岡山のイメージ / サバイバルファミリー
18話 怪し過ぎるオジサン、長門裕之 / バージンブルース
19話 かつて瀬戸内海は無法地帯だった / 犬死にせしもの
20話 渥美清、六年ぶりに真鍋島へ帰る / 友情
21話 クイズ:ここはどこですか? / 種まく旅人〜夢のつぎ木〜
22話 タイトルに偽りあり、流れ板は七人もいないぞ / 流れ板七人
23話 大脚本家・橋本忍、100歳で逝く / 悪の紋章
24話 憤怒の河は岡山を流れていた / マンハント
下津井平次捕物帖 いしいひさいち
あとがき 世良利和
主な参考資料
『山陽新聞』連載への予告 いしいひさいち