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2016年2月2日(火)

  「(笑)いしい商店」に新着が3作品アップされています。3作品とも2コマ。たった2コマでこれほどの奥深さ!

 

 それにしても、甘利氏辞任に至ったのにはどういう力関係が働いたのでしょうか。恐らくこのようなことは日常的にあることだと思われる以上、なぜこのタイミングで甘利氏が?

 

 とりあえず、トランプ氏が負けました。このまま負け越すのか、それともまさかの巻き返しがあるのか。

 

 とても寒い2月の始まりです。

 

本:『戦争する国の道徳 ー安保・沖縄・福島ー』小林よしのり、宮台真司、東浩紀(2015年幻冬社)

 わざとだとは思うのですが、宮台の「よしりん」とか「対米ケツ舐め保守」にはちょっと引きました。

 30年前に事故を起こしたチェルノブイリ原発の周辺ではまだ立ち入り禁止とされていることから

 東:その真ん中に原発があって、そのなかではみなが放射線測定器を付けて歩いている。ところが福島では、事故後5年も経っていないのに、そこと同じぐらいの空間放射線量があるところに道が通り、復興したという話にしようとしている。

 

 (メディアがほとんど報道しないのは)福島を応援しなきゃいけないからだという。(p.104)

 東の「『選挙に行くことが大事です。国民の権利です』というのは気持ち悪い」に対して、宮台は

社会システム理論家N・ルーマンが主張していることをパラフレーズすると、そこでの正しい言い方は「バカは選挙に行くな、自分の熟考に自信のあるやつだけが行け」だ。(p.203)

 ま、確かにそういう一面もありますが、バカにも熟考にも様々あるわけでして。選択肢がないから仕方なくということもあり。経済的弱者が増えれば「他人事」とは言ってられない人も増え、政治家への圧力にもなるのではないかと思っていたのですが、そうでもないのでしょうか。「感情の劣化」は深刻なようです。

 

 

 

 

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2016年2月9日(火)

  「(笑)いしい商店」にまたまた新着が3作品アップされています。今回は作家モノです。

 

 今朝の番組で、一人暮らしの老人のことが紹介されていました。病気治療の後退院したものの、歩くのが不自由で身寄りもないため借りられる住居がない。横浜市から「とりあえず」ということで紹介された簡易宿泊所で暮らし始めて6年になるということでした。そのすぐ後のコーナーでは週5日、毎回5時間をトレーニング施設で過ごすという老人のことが紹介されました。「寝たきりにならないため」だそうです。年老いて生きるとはどういうことなのか、後に続く者が見ております。

 

 株って、「この会社、応援したい!」ということで買うものだと思っていたのですが、今やコンピュータを使って大量にやり取りもしているそうです。お金持ちのゲームのしわ寄せが貧乏人に降りかかってくるわけで。

 

 今日はとても強い風が吹きました。冷たい風ではなかったので、もしかしたら「春一番」かと思ったのですがそういうものではないのでしょうか。桜島の噴火やら地震やら、今年もヒヤヒヤすることが続くことでしょう。ヒヤヒヤだけで済みますように。

 

ニンニク去年の10月に植えたニンニクです。

6月に収穫したものの中から

比較的大きいものを食べずに保管し、10月に植える

というのをやり始めて、これが四代目となります。

今のところ、

茎(というのでしょうか)が太いように見えます。

去年のはあまり分蘖(というのでしょうか)

しなかったのですが

今年はどうでしょう。

(2016年2月9日記)

 

 

 

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2016年2月16日(火)

 

  「(笑)いしい商店」に新着が3作品アップされています。面白いです! 高市早苗のタイムリーなネタもあります!!

 

 やっぱりこのところの株の乱高下はおかしいです。投資家のマネーゲームに振り回されているのが素人目にも明らかなのに、これで経済の行方を云々しないといけないのでしょうか。

 

 予報通り、寒そうな風が吹いています。受験生は体調を崩さないよう、ちゃんと休息してください。

 

本:『原発メルトダウンへの道 ー原子力政策研究会100時間の証言』NHK ETV特集取材班(2013年新潮社)

 どのページを見ても「えーっ、本当?!」の連続です。「なぜ安全神話は生まれたのか」「いつ、どのように作られたのか」を明らかにするために検証を始めたということです。なんでこんなことになるのか。もうどうにもできないのか。重い課題です。たまたま開いたページから引用します。

〈1991年夏に開かれた、島村研究会の録音記録より〉

(元日本原子力研究所研究員の発言)「基本を全部がっちり固めて軽水炉ができたんじゃなくて、それまでにそんなに大したことやってるとは思えないんです。そうやってできた技術で、そのままになっている部分が結構あって。そうじゃない部分については、最初に設計して、まあこれでうまくいってるからということで、基本が解明されてない部分が残ってるんじゃないですかね。ただ問題は、そういうことを言い出すと、今更そんなことがわかっていなくて何をしてるんだと、叱られるのが非常に怖いから、だれもよう言い出さないというのが残ってるんじゃないですか」(p.178)

 福島の事故でも、「原発のことがよくわかっていないのではないか」と思われるような不手際が指摘されたこともありましたから。先日のニュースでイギリスの原発建設を日本の企業が受注したと言っていたように思うのですが、どういう事情でそうなったのか気になっています。

 

 

 

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2016年2月23日(火)

 『七人の侍』が4Kで修復されたそうです。一コマずつの大変な作業だったようで、デジタル界での「職人技」と言えるのでしょう。

 

 シリアで実際に戦っている人の中には、状況を見ながらあっちについたり、こっちに来たりしている人もいるのだとか。長引く混乱の中、何のために戦っているのかもわからなくなり、ただその日を生き延びるために動くしかないという事態にいるということなのかも知れません。

 ヨーロッパの国が難民受け入れに反対するというのはあまりにも勝手過ぎると思うのですが。

 

本:『あざむかれる知性 ー本や論文はどこまで正しいか』村上宣寛(2015年 筑摩書房)

 「ウェブや書物の科学記事の大部分は、自分の意見に沿う研究のみを取り上げ、他を無視するという方法で書かれている」として、著者はメタ分析の論文を読み、発表された理論を判定しています。世にダイエット本があふれていますが、何かを食べたり食べなかったりすることでダイエットできるものではなく、総摂取カロリーを下げればダイエットできるし、肥満であっても健康ならダイエットするとかえって寿命を縮めるとのこと。出版社や関係企業の思惑に従って書く研究者も多いというこですが、素人には理論の根拠を精査するのは難しい。研究者の良心に期待しつつ、心地よくわかりやすい主張には用心することが必要ということでしょうか。

〈投資は運次第〉(p.132)

(J.Cボーグル『インデックス・ファンドの時代』より)結局、プロの投資家の能力は市場平均と同じであった。つまり、コイン投げの結果と同じであり、すべては運次第ということを示していた。

 

 1997年に「ウォール・ストリート・ジャーナル」のコラムニストのロジャー・ローウェンスタインは「あらゆる国に賭けることは一国だけに賭けるよりは賢明だが、まったく賭けをしない方がさらに賢明である」と書いた。

 個人投資家の方々には、株価を気にするよりその会社が何をしているかを気にしていただきたいです。

 

 

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(ホームページ担当:藤野)

 

 

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